美容コラム

December 31, 2020

美容皮膚科医・今泉明子先生のハリ肌&ツヤ髪の秘密を公開

美容皮膚科医・今泉明子先生のハリ肌&ツヤ髪の秘密を公開
美しい肌と大きく関係している〝幹細胞〟についてわかりやすく教えてくれた今泉スキンクリニックの今泉明子先生。その肌はツヤツヤと輝きまぶしいほど! そんな先生に、忙しい毎日を送りながらも美しさを維持する方法を伺ました。スキンケアについてはもちろん、ヘアケア方法、スタイル維持の秘密など盛りだくさん。ぜひ参考にしてみてください。

●化粧水をつけるときはフェイスラインから

肌のケアをがんばっている、と言いたいところなのですが、ふだんのスキンケアは、化粧水やクリームなどの基本的なアイテムのみ。ただ、化粧水のつけ方は工夫しています。それは、たっぷりの量を使い、フェイスラインからつけること。みなさん、頬からつけがちだと思うのですが、フェイスラインまできちんとつけられていない人が多く乾燥しやすいパーツでもあります。化粧水はフェイスラインからつけるのが美肌を育てるコツです。基本のスキンケアをきちんとしていれば、健康的な素肌はある程度キープできます。ただ、スキンケアではなかなか効果が感じられないのがたるみ。月に1回程度、気になったときにクリニックで高周波をあてるなどしてケアしています。

●年齢が出やすい髪の毛は念入りにケア

私が、今いちばん力を入れてケアしているのが髪の毛です。年を重ねると髪の毛の量が少なくなったり乾燥したり、実は年齢が出やすいパーツなんです。そこで、こだわっているのがシャンプーの仕方。まず、シャンプー前にお湯で髪の毛と頭皮の汚れをしっかり落とします。5分くらい流すと、ほこりや余分な皮脂などはほとんどオフすることができ、シャンプーの泡立ちもよくなります。その後、シャンプーをつけてしっかり泡立てたら、そのまま2~3分泡パックをするのがポイント。地肌の汚れがきれいに落ち、シャンプーに含まれる保湿成分なども頭皮にいきわたります。あとは洗い流して、いつもどおり毛先中心にトリートメントをすればOK。シャンプーは頭皮に優しいノンシリコンタイプを愛用しています。

●夜の糖質オフとジム通いでスタイルキープ

食生活で決めているのは〝夜に炭水化物をとらないこと〟だけ。朝と昼は好きなものを食べるし、スイーツも我慢しません。ただ、週に1度のジム通いを習慣にしています。電気の刺激で筋肉を動かし、効率的な筋力アップを狙える〝EMS〟のボディスーツを着てトレーニングするジムなのですが、1回20分と短時間でOKなので忙しい人にはおすすめです。4年くらい通っていますが、スタイルアップはもちろん体力もついた気がします。

●マイルールは〝がんばりすぎない〟こと

スキンケアやヘアケア、トレーニングなど、いろいろやってはいますが、すべてにおいて〝がんばりすぎないこと〟を心がけています。高い目標を立てて、〝がんばってやらなきゃ〟と追いつめられると逆にストレスになるし、できなかったときも落ち込んでしまいます。できる範囲で取り組むほうが長続きするし、結果的に効果を感じられるはずです。そして、もしできなかったときも、「ま、いいか。明日やろう」と気楽に考えるようにしています。

●40歳をすぎたら〝清潔感〟を大切に

40歳をすぎると老化のスピードはどんどん加速します。そのときに美しさを左右するのは〝清潔感〟。肌が乾燥していたり、シワやシミが多いと清潔感がなく見えてしまいます。とはいえ、逆にシワがまったくない肌も不自然で清潔感があるとはいえません。がんばりすぎても、手を抜きすぎてもダメなのが、なかなか難しいところではあります。

そんなときに頼りになるのが、耳の痛いことを言ってくれる人。かかりつけの皮膚科医でもいいし、友達でもいいのです。「この治療はもう少し先にしましょう」、「そのメイク、やりすぎじゃない?」と正直な意見を言ってくれる人を見つけることが大切です。

自分がムリなくできるケアを地道に続けながら、ときどき客観的な意見も聞いてみる。それが、年齢を重ねても美しさを維持する近道なのではないでしょうか。

皮膚科専門医

今泉明子先生

今泉スキンクリニック 院長。聖マリアンナ医科大学を卒業後、日本赤十字医療センターの皮膚科に勤務。皮膚科医として経験を重ねるほか、ニューヨークの大学で〝肌の修復・再生〟の研究に従事。帰国後は、都内の皮膚科クリニック院長を経て、2018年、六本木に「今泉スキンクリニック」を開院。2020年9月に増床オープンし、2フロア構成に。年間7,000人以上の肌と向き合い、ひとりひとりの悩みに合わせた治療を行う。著書に『健康になりたければシワを取りなさい』(自由国民社)がある。

https://imaizumisc.or.jp/

photo/Ritsuko Aoyagi
text/Satoko Akagi(staff on)